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楽天モバイルの通信費を月968円に抑えるために、月7500円分くらい考えていた

楽天モバイルの通信費を月968円に抑えるために、月7500円分くらい考えていた

スマホ代は安い方がいい。

これはたぶん、人類の総意です。

毎月の固定費を下げられるなら、それに越したことはありません。家計を守る会社員パパとして、通信費を見直すのはかなり正しい行動だと思います。

僕もそう思っていました。

楽天モバイルをうまく使えば、月3GBまでならかなり安く運用できます。月額1078円、家族割を使えば月968円。すばらしい。固定費削減の優等生です。

ただし、3GBを超えると料金が一段階上がります。

たった1MBオーバーでも同じです。

だから僕は、3GBを絶対に超えたくありませんでした。

徹底したコントロールの甲斐あって、通信費は安くなりました。

代わりに、脳内に「ギガ残量監視部」が新設されました。


目次

月968円という甘い響き

月968円。

この数字には、人を狂わせる何かがあります。

スマホ代が月1000円を切る。あらゆるモノの価格が昇竜拳のように急上昇する令和の時代、これだけ聞くと、かなり気持ちいいです。

固定費を削っている感じがします。

家計をコントロールできている気がします。

進研ゼミの漫画なら、ここで主人公の表情が明るくなります。

「スマホ代を見直したら、家計にも気持ちにも余裕ができた!」

みたいな展開です。

しかし現実の僕は、余裕を手に入れたのではありません。

月3GBという小さな箱の中で、通信量の残りを毎日気にする人間になりました。


3GBは安い。でもメンタルの檻でもある

3GBは、普通に使えば足りる人には足りると思います。

家ではWi-Fi。動画や音楽は自宅でダウンロードしておき、外ではオフラインモード。外での通信は最低限。

これならかなり安く済みます。

ただし、僕のように「絶対に3GBを超えたくない」と思い始めると話が変わります。

朝、ギガ残量を見る。

昼、ふと気になって見る。

Spotifyがオフラインになっているか確認する。

Googleマップが裏で通信していないか気になる。

外でうっかり何かを開くたびに、「今の通信量はどれくらいだったんだろう」と気になる。

もうスマホ代を節約しているのか、スマホ代に生活を管理されているのかわかりません。

通信費は月968円。

でも、その968円を守るために、僕の脳内では毎日役員による御前会議が開かれていました。


PayPay決済のたびに通信量を疑う

動画や地図アプリなら、通信量を気にするのもまだわかります。

動画は重い。

地図アプリもなんとなく通信していそうです。

ここまでは理解できます。

でも、僕のギガ残量監視部は、だんだん小さな通信にまで口を出すようになりました。

たとえばPayPay決済です。

コンビニでPayPayを使う。

バーコードを表示する。

店員さんに読み取ってもらう。

支払いが終わる。

普通の人なら、ここで終わりです。

便利だった。

キャッシュレス最高。

令和ってすごい。

それでいいはずです。

でも僕は違います。

「今ので0.01GBくらい減ったのでは?」

そう思って、あとで通信量を確認してしまいます。

さすがに大げさです。

自分でもわかっています。

PayPay決済1回で人生が崩壊するほどギガが減るわけではありません。

でも、気になるものは気になります。

一度「3GB以内に収める」というゲームを始めてしまうと、あらゆる通信が敵の小技に見えてきます。

PayPayは本来、支払いを楽にするためのものです。

財布を出さずに済む。

小銭を数えなくていい。

ポイントもつく。

便利なはずです。

それなのに僕の中では、PayPay決済すら「ギガ残量を削るかもしれないイベント」になっていました。

キャッシュレス決済で財布は軽くなりました。

でも、心は少し重くなりました。


子どもの動画すら、Wi-Fi待ちになる

3GB以内に収めようとすると、通信量の大きそうなものに敏感になります。

動画はその代表です。

妻からLINEで子どもの動画が送られてくる。

本当なら、その場ですぐ見たい。

かわいいに決まっています。親なので。そこは人間としてまだ機能しています。

でも、僕の脳内のギガ残量監視部がささやきます。

「これは家に帰ってからWi-Fiで見た方がいいのでは?」

その結果、僕は子どもの動画をすぐに開かず、帰宅後まで温存するようになりました。

通信費を節約したかっただけなのに、家族のかわいい瞬間まで通信環境に左右される。

月968円のために、僕は父親としてのリアクション速度まで下げていたのです。


見えないコストを計算してみた

通信費は安くなりました。

でも、ギガ残量を確認したり、アプリの通信設定を確認したり、外でどのアプリを開くか考えたりしている時間は確実に増えました。

自分の時間単価をかなり雑に置いて計算すると、月に数千円分くらいは普通に考えている気がします。

体感では月7500円くらい。

つまり、月968円を守るために、月7500円分くらい悩んでいる。

安い。

いや、高い。

どっちなんだこれは。

節約したいだけだったのに、気づけば通信費の管理業務が発生していました。

月額料金は下がりました。

心の自由は、それ以上にカットされました。


楽天モバイルは悪くない。僕の使い方が悪い

ここは強調しておきたいのですが、楽天モバイル自体が悪いわけではありません。

むしろ、使い方が合う人にはかなり便利だと思います。

月3GB以内で収まる人、家ではWi-Fi中心の人、楽天経済圏を使っている人、通話料を抑えたい人にとっては、かなり有力な選択肢です。

問題は、僕のように「3GB以内に絶対収めたい」と考え始めるタイプです。

こういう人間が段階制プランを使うと、料金ではなく境界線に支配されます。

3GBを超えなければ勝ち。

3GBを超えたら負け。

誰とも戦っていないのに、毎月ひとりで通信量チキンレースを開催していました。

多くの人にとって、楽天モバイルは便利な通信プランだと思います。

ただ、僕が使うと自分を縛る鎖になります。

商品が悪いのではありません。

僕の中の通信費管理部長がうるさいだけです。

今回、僕がライフにハックされた通信プランはこちら。


9割でやめておけばよかった

スマホ代を安くしたい。

この考え自体は正しかったと思います。

ただ、僕は正しさを煮詰めすぎました。

月968円にこだわりすぎた結果、ギガ残量を見張る生活になりました。

通信費を節約しているはずが、思考コストを支払っていました。

3GB以内に収めることよりも、少し高くなっても気にせず使えることの方が、自分には向いていたのかもしれません。

自由になりたくて通信費を見直したはずなのに、僕はまた自分で小さな檻を作っていました。

スマホ代は安くなりました。

でも、僕の脳内通信量は無制限でした。

やっぱり、9割でやめておけばよかった。

通信量を自由にしようとしてさらに不自由になった記事もあわせてご覧ください。

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この記事を書いた人

人生を効率化しようとして、毎回なぜか自分の首を絞めている会社員パパ。
ブログ「9割でやめておけばよかった。」を書いています。
ライフハックしようとしてライフにハックされ続けています。

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