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Audibleで歴史を10時間学んだ結果、ジンギスカンとカエサルのハゲしか残らなかった

本を読みたい。

でも、仕事や家事、育児でまとまった時間はありません。

目も疲れています。

数ページ読むだけで眠くなります。

そこで僕は思いました。

「読む」のがしんどいなら、「聴けばいいじゃないか」。

Audibleなら、家事をしながらでも、移動中でも、本を楽しめます。

ただ、僕には一つ問題がありました。

元取りモンスターです。

前回の記事では、オーディオブックAudible で元を取ろうとして「聴かなきゃ」という義務感に追われるようになった話を書きました。

映画でもやりました。

ギガでもやりました。

そして今度は、歴史でもやりました。

目次

小説に疲れたので、歴史で気分転換しようと思った

Audibleを契約してから、重いテーマの小説を何冊も続けて聴いていました。

面白い。

でも、ずっと続けると耳も脳も疲れます。

そんなとき、映画をきっかけに古代ローマや地中海周辺の歴史、アメリカ開拓史に興味が湧いてきました。

「小説は疲れてきたけど、違うジャンルなら気分転換になる!」

そう思いました。

すでにAudibleで元を取ろうと無理やり聴きまくり、疲れを実感していたにも関わらずです。

今思えば、この時点で正常な判断力は残っていなかったんだと思います。

Audibleは歴史と相性が悪かった

Audibleはとても便利です。

目を使わずに本を楽しめます。

キャンペーンを使えば、紙の本や単品購入よりかなり安く利用できることもあります。

ただ、歴史というジャンルは少し話が違いました。

歴史は、

地図を見たり。

人物相関図を確認したり。

数ページ戻って読み返したり。

「さっき誰が出てきたっけ?」と確認しながら読むことで理解が深まるジャンルです。

ところが音声は止まりません。

理解できていなくても、どんどん先へ進みます。

僕は止まる代わりに、

集中力だけを上げてがんばるという昭和の部活精神で対抗しようとしました。

もちろん勝てませんでした。

「シン」が全部同じに聞こえる

中国史に入りました。

ここで異変が起きます。

耳だけで聴いていると、

どの「シン」の話をしているのか分からないのです。

秦なのか。

晋なのか。

新なのか。

はたまた清なのか。

途中から、

「シン・中国史?これ、庵野秀明が書いてる?」

という状態になりました。

文字なら一瞬で区別できます。

でも音だけだと、全部「シン」です。

理解できていない。

でも、もう少し聴けば分かるかもしれない。

そんな期待だけで再生ボタンを止められませんでした。

理解よりも、「聴いた実績」の方が大事になった

この頃には、元取りモンスターが完全に主導権を握っていました。

内容が頭に入っているか。

それはもう重要ではありません。

重要なのは「聴いた」という事実です。

理解できていなくても再生する。

疲れていても再生する。

少しでも再生時間を積み上げる。

元取りモンスターを満足させるには、

知識よりも「聴いた」という実績を腹いっぱい食べさせる方が重要だったからです。

気が付けば、

学習サービスを使っているはずなのに、

僕は再生時間だけを消化していました。

10時間聴いた結果、焼肉とハゲしか残らなかった

地中海史。

中国史。

モンゴル史。

合わせて約10時間。

かなり集中して聴きました。

その結果、

僕の頭に残っていたのは二つだけでした。

※イメージです。

一つは、

カエサルはハゲを隠すために冠を好んでいたこと。

もう一つは、

北海道名物のジンギスカンは、鍋の形がモンゴルの移動式住居「パオ」に似ていることから名付けられたという説。

それだけです。

それ以外はほとんど残っていません。

焼肉と頭頂部の残像だけが、しっかり記憶に刻まれていました。

なぜジンギスカンとハゲだけ覚えていたのか

あとから考えると理由は簡単でした。

ジンギスカンとハゲの話は、

前後の歴史を理解していなくても、その部分だけで完結しています。

ジンギスカンは、現代日本人なら北海道名物としてなんとなく知っています。

ハゲは、21世紀の科学と医学をもってしてもなお解決されていない、人類史レベルの課題です。

一方で歴史そのものは違います。

人物。

国。

時代。

地理。

全部がつながって初めて理解できます。

つまり僕は、

一番理解に文脈が必要なジャンルを、

文脈を確認しづらい音声だけで攻略しようとしていました。

ようやく敗北を認めた

10時間聴いて、

ジンギスカンとカエサルのハゲしか覚えていない。

その事実に気付いたとき、

歴史の偉大さよりも、

自分が浪費した10時間と体力の尊さに恐れおののきました。

ようやく、

「これはもう撤退した方がいい。」

そう思えました。

勇気ある撤退です。

小説に戻ったら、びっくりするほど分かりやすかった

歴史をやめて、

もう一度小説に戻りました。

すると驚きました。

めちゃくちゃ分かる。

登場人物が誰なのか分かる。

話がちゃんと進む。

戻って確認しなくても理解できる。

当たり前のことに感動しました。

気分転換のつもりで選んだ歴史が、

僕にとってはAudibleと一番相性の悪いジャンルだったのです。

Audibleは悪くない

ここは強調しておきたいのですが、

Audible自体は本当に便利なサービスです。

本を読む時間がない。

目が疲れる。

家事や移動時間を有効活用したい。

そういう人には、とても相性がいいと思います。

問題は、

僕が「読みたい本」を探すのではなく、「元を取れる本」を探し始めたことでした。

小説で疲れた。

だから歴史で気分転換しよう。

今振り返ると、

この時点でもう正常な判断力は残っていなかったんだと思います。

やっぱり、9割でやめておけばよかった。

僕の元取りモンスターはオーディオブックだけではなく、映画の配信サービスでも大暴走しました。

そのときの記事もあわせてご覧ください。

じんぺー
人生を効率化しようとして、毎回なぜか自分の首を絞めている会社員パパ。
ブログ「9割でやめておけばよかった。」を書いています。
ライフハックしようとしてライフにハックされ続けています。

かつては効率をハックした勉強法で2か月でTOEIC835点を取得し、勉強ブログも運営していました。

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